暮らしを再定義する 「食寝働分離」 の住空間

JOURNAL|TESEN

<W PROJECT> 暮らしを再定義する「食寝働分離」の住空間-デザイナー・山下泰樹が提唱する「食寝働分離」の考え方と新プロジェクト-の記事を拝見した。記事を読み進めていく中でたくさんの共感が湧き、感銘もあり、是非TESENのサイトに遊びに来てくれている、みなさんにも読んでいただければと思います。近い未来の「暮らし」について再定義されています。デザイナー・山下泰樹が提唱する「食寝働分離」の考え方と新プロジェクト

 

さて、暮らしの再定義とは?いきなりですが、今の暮らしにどれぐらいの人が違和感を持っているのだろう。もしくは違和感とは気づかず快適な暮らしを過ごしているのかもしれない。また、現代に蔓延る暮らしの常識の壁が完成されており、個々でその牙城を崩す方法が分からない、術がないのかもしれない。一言私が思うのは現代において、暮らし方の選択肢が圧倒的に少ない事。暮らしを良くしていくための最優先事項の住空間。その住空間を選ぶにしても、それぞれが思う理想像はあるはずだが、実現には遠く及ばない。時には部屋選びは妥協だという声も良く聞こえてきます。

新築シェアハウス第4弾 HAYA OSAKA~図面の作り方~

現在、私は大阪でシェアハウスに携わる業務をしてます。山下泰樹さんの記事にあった食寝働分離の考え方ですが、まさしく普段の業務で携わっているシェアハウスの入居者様が思い浮かびました。専有部では、主に寝る事がメインで、共有部のダイニングでは仲間と食事を楽しみ、共有部のライブラリースペースやワークスペースで仕事や読書に浸る。これからを生きていく若い世代の暮らし方は既に食寝働分離を実践している、もしくは実施できる環境を見つける、その環境に身を置くことが出来ていると感じた。

 

日本の暮らしを豊かにする住空間を提供したいという想いはTESENの想いと通ずるものがあると思う。ただ1点だけ少しずれがあるようにも感じた。記事にもあった、生活を支える3つの柱「食べる、寝る、働く」によって空間を分け、効率的に機能させることで、これまで外で会っていた友人を自宅に招いたり、自宅にいながらにして海外と直接アクセスすることもできるという。そして住空間は自分らしい生き方を具現化する空間になり、充実した暮らしの中でこれまで自身も気づかなかったような個性が表出してくるとおっしゃている。

新築シェアハウス第4弾 HAYA OSAKA~図面の作り方~

これぞ暮らしの食寝働分離の住空間であると思うが、自身も気づかなかった個性は、普段会っている人からは表出てはこないと思う。むしろ普段関わることのない人と会う、コミュニティーに属することで、思いもよらない発見があると感じた。普段会っている友人、自分主体で海外にアクセスする事で繋がる交流は自分目線、言い換えれば自分都合の世界しかそこには生まれないのかなと思います。国籍、職業、性別、年齢、自分とは全く違う世界の人との暮らしを通して、自分でも知らない自分を発見し、これまでにない自身の個性になる。これが私達が目指しているTESENのSHARE HOUSEではないだろうかと改めて思った。

 

単身暮らしの人にとっても豊かで質の高い住空間を多くの人の選択肢になる必要がある。人とのコミュニケーションを重視し、共同生活を軸に置いているSHARE HOUSEと単身暮らしの住空間との新しい融合があれば更に、快適な暮らしになるはずだ。隣人の顔も名前も知らない現代の暮らし。タイトルを暮らしの再定義と掲げているが、横の繋がりが強固なものであった昔の暮らしと、人と人との温もり感じられなくなったが設備等のハード面は発達してきた現代。今後は二つの時代の良いところを掛け合わせたハイブリッドな暮らしがスタンダードになるのではないだろうか。

 

江戸時代の暮らし方についても是非。
そっくり!シェアハウスと江戸時代の長屋のエコでシェアな暮らし方

シェアハウスの未来はどのような形になっていくのでしょう。自分の理想にあった暮らしを過ごせる未来になればいいですね♪

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